陥 落 の 残 響










仄暗い闇。








厳かな聖域での背徳行為。







 

…あぁ、狂ってゆく








 心地の良い罪悪。








 気が違いそうな快楽。







 …あぁ堕ちて







 男の背中に爪をたてる。







顔がこちらを向く。







その拍子、男の汗が顎を伝い、自分の頬に落ちた。





瞬間、妻への後ろめたさ頭をよぎ
る。






けれど男に口づけを求められ、貪るように唇をあわせるとそれらは一瞬で夢散してしまう。







…あぁ堕ちて、供に、堕ちて  






 
さいなむ苦悩。






崩れる理性。   








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 やがては来るであろうこの罪に対する罰を思うと、発狂しそうなほどの幸福を感じる。









 堕ちて堕ちて堕ちて、










その先は、みるも無惨に砕け散れば良い。




















 二人だけで、この罰で。


end